ホンダがエコカーの開発で米GMと包括提携に向けて最終調整に入っている模様です。
読売新聞によると、両社は2017年以降の米ZEV規制強化への対応として現在のFCVの共同開発に加え、エコカーの主流になるとされる「PHV」にまで提携の対象を広げる計画で動いているといいます。
これにより、PHV化に伴う車両価格上昇を抑制する狙いがあるとみられ、トヨタや欧州勢のPHVラインナップ強化に対抗する構えのようです。
PHVはEVと異なりエンジンを搭載しているため、長距離走行時にバッテリー切れの心配が無く、エンジンによる発電が可能で、HVに比べてもバッテリー搭載量が多く、モーターのみでの航続距離が50km以上と長いのが特徴。
提携先のGMはシボレーブランドからモーター走行距離を80km程度にまで伸ばしたPHV、2代目「ボルト」を発売しています。
トヨタも昨年12月に発売した新型プリウスに続き、今秋には航続距離を倍増させたPHV版を投入する動きがあるようで、PHVによるエコカーの覇権争いが予想されるなか、ホンダの今後の動きが注目されます。
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