せっかく北海道で試乗会が開催されたのですが、北海道は主要な道路はすぐに除雪されてしまうようで、あいにく試乗コースの大半は路面は雪のないドライ路面の走行となってしまいました。しかし、橋のつなぎ目や日のあまり当たらない部分は部分的にアイスバーンになっていました。
ドライ路面のアスファルトから突然、アイスバーンのような滑りやすい路面を走行すると、普通多少のスリップをします。
しかし、i-ACTIV AWDを搭載したアテンザワゴンはそのスリップ量を抑えてくれるので挙動が乱れず、ステアリングを握っていてもスリップしたことが分からないレベルまで抑えられています。
過信は禁物ですが路面状況が突然変化しても、ドライバーがクルマを安全に操ることはわかりました。
さらにi-ACTIV AWDの性能を確かめるために、雪の残っている駐車場で発進テストを行いました。路面状況は雪というよりは氷でクルマから降りる時にも注意しないと滑るほど磨かれています。アテンザワゴンのシフトをロー(1速)に入れて、クラッチをガツンと繋ぐと後輪はほとんど空転せずにスッと加速していきます。
これは2.2Lディーゼルターボエンジンの420Nmというトルクを制御して、最適に4輪に配分しスリップが収まってからパワーを発揮できるようにi-ACTIV AWDがトルク配分をコントロールしてくれるからです。何度もテストしましたが、ほぼスリップすることなく発進することができました。