そして、スバルWRX S4 SporVitaのビジネスエクスプレスとしての素性をアピールするポイントは、粋なインテリアにあるといえそうです。メインをブラック、サブにタン色を組み合わせたシートは、イタリアの老舗レザーサプライヤーであるMARIO LEVI(マリオ・レヴィ)社とのコラボレーションにより生まれた、500台限定特別仕様車だけに与えられたスペシャルなものです。マセラティやアルファ・ロメオにも使われているという同社のレザーを国産車が採用したのは、このWRX S4 SporVitaが初めてというのも、なんだか嬉しくなってきます。
シフトノブやステアリングホイールもブラックとタンのコンビネーションでシートとマッチさせることでキャビンのムードを演出。ドアトリムやアームレスト、シフトブーツに配されたタンレザーとピアノブラック調インテリアパネルのコンビネーションも統一感を生み出しているのです。
初対面から印象的だったヘッドレストに縫い込まれた「WRX S4」のロゴは、停車時にも窓越しに、特別な存在であることをアピール。その個性が浮き上がることなく、しっかりとWRX S4のインテリアに溶け込んでいるのは、トータルコーディネートが高レベルだからこそといえるでしょう。