ビッグマイナーチェンジしたフォレスターが示す今後のスバルの乗り味とは?

試乗は富士五湖の一つ、西湖周辺で行いました。試乗車は自然吸気エンジンを搭載した2.0i-Lアイサイトと、最高出力280psを発生する2.0XTアイサイトの2台です。

まず、2.0i-Lアイサイトからです。

F003 F002

前期型の自然吸気エンジンを搭載したフォレスターは、しなやかさが全面に出たサスペンションの味付けが特徴で、個人的には好みの味付けでした。今回ショックアブソーバーやスプリングの最適化、メンバーの強化を行った乗り味は、かなり引き締められた印象を受けました。

前期モデルのしなやかさはやや影を潜めて、硬さが目立ちます。路面がキレイなテストコースでは抜群の乗り味でしたが、路面状況が悪い部分がある公道ではやや路面からの衝撃が大きく感じ、リアシートではかなりゴツゴツとした印象が強かったです。個人的にはもう少し柔らかいほうが、家族が乗るクルマとしては良いかなという印象を受けました。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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