おそらく同じステージで乗り比べればその差は明らかで、オーナーともなれば明確に感じるでしょうが、先述したように元からトルクフルかつパワーもありますから、同車を単体で乗ると「速さに磨きが掛かったな」と感じるくらいでした。
それでもアクセルやギヤシフトのスピードが高まっていることもあって、常用域のパフォーマンスも最大化されていますから、レスポンスが鋭く、スポーツハッチと呼ぶにふさわしいレーシーな走りが堪能できます。
足まわりは、R-DESIGN専用のスポーツサスペンションと19インチアルミホイールで引き締まった乗り味になっていて、試乗コースの箱根ターンパイクのような場所なら、まさに水を得た魚のような走りを披露。
一般道ではボディがやや揺すられるような乗り味になることもありますが、ボディの剛性感が高いため、こうしたモデルとしては許容範囲といえるでしょう。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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