激辛な走りを満喫できる「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」

1.6Lターボで、220ps/6050rpm、260Nm/2000rpmというアウトプットを得ていますが、車両重量は1290kgというボディにはもちろん十分過ぎる加速感が得られるだけでなく、「スポーツ」モードにすると公道では持てあますほどの強烈な加速フィールを味わえます。

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また、R.S.スイッチを長押しすることで切り替わる「レース」モードでは、ESC(横滑り防止装置)が完全にオフになり、サーキット走行などで自在にボディを振り回したいというニーズに応えてくれる本格派。

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「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」の6速DCT「6速エフィシェント デュアル クラッチ」には、細長いパドルシフトも用意されていて、同DCTは「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」向けにシフトレスポンスを30%も高めているだけでなく、「スポーツ」モード時のつながり感もよりスムーズになっているなど、ワインディングを走る際も気持ちのいいフィーリングが得られる要に設定されているのもうれしいところ。

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乗り心地は当然ながら引き締まったもので、同モデルを購入する方なら十分許容範囲と思われますが、車高がフロント20mm、リヤが10mm下げられることでロールを抑制し、高速域の安定性も確保。

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ほかにも、切れ味鋭いハンドリングも印象的で、ステアリングのギヤ比は14.5:1から13.2:1に低くなっていて、よりダイレクト感のあるセッティングが施されています。

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Bセグメントのホットハッチには、マニュアル仕様も追加されたフォルクスワーゲン・ポロGTIもあります。「ルーテシア ルノー・スポール トロフィー」は2ペダルMTの6速DCTのみとはいえ、ポロGTIと遜色のない刺激的で、しかも違った味わいの走りが楽しめるのは間違いありません。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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