2015年も残すところあとわずか。今年も実家に帰省して年末年始を迎えようと思っている方は多いでしょうが、同時に道中の渋滞に憂鬱な気持ちを抱いている方もいるのではないでしょうか?
そもそも渋滞とは、道路のキャパシティに対してクルマが集まり過ぎることで発生するものです。
ならば、渋滞を回避する上で最も有効なのは、クルマが集まらない時間帯に走ることに尽きます。つまり、今年の年末年始の動向を把握しているかで明暗が分かれます。
三井ダイレクト損保調べによると、年末で最も混雑するのは12月26日(土)の早朝~午前中、年始では1月2日(土)と1月3日(日)の午前中に長距離移動を予定している人が多く、逆に、いずれの日程でも午後~深夜にかけては交通量が少ないとのこと。
また、渋滞を回避するために意識することでは、53.9%の方が「早めに出発するなど混む時間帯を避ける」と回答しました。
かといって、早朝~午前に混雑が予想されるなかで、さらに早く出発となると、日が昇るより前に出発しなければなりません。そうなると家族からの反発や、そもそも早起きが苦手という方もいるでしょう。渋滞には巻き込まれなくても、結局イライラがつのりそうです。
先ほど記したように、渋滞は道路のキャパシティを越えた状態です。
渋滞には2種類あり、事故渋滞は予想できませんが、自然渋滞は場所と時間を絞り込めます。つまり、自然渋滞に関しては、そのポイントを予想時間よりも前に通過さえすればいいのです。
最悪、後ろからやってくる集団に、自車位置さえ越されなければいいだけ。例えば、静岡あたりから東京に戻る場合には、名古屋の渋滞状況をみると集団の動きを大体予想できます。後続集団がやってくる15分~30分ほど前に高速道路に合流さえしてしまえば、かなり余裕をもって渋滞予測ポイントを通過できるのです。
スマホのアプリで渋滞しているポイントが表示されるので、出発するタイミングを見極めるのにオススメです。
また同調査の「渋滞を短縮できるのであれば、1時間あたりいくら払えますか?」という項目では、34.5%の方が「1000~1500円」と回答。
渋滞に巻き込まれると時間のムダですし、燃費も悪化してお財布にもダメージが……。それこそ、ちょっと工夫するだけで1000~1500円分の効果は得られるのです。
実際、ワタクシもクルマで帰省しているのですが、実は帰省シーズンの長蛇の渋滞にハマったことは少なく、TVで渋滞が中継される頃には「うわぁ~、大変そう」と思いながら、自宅でのんびりしています。
情報を上手く活用して年末年始を存分に満喫してみてはいかがでしょう?
(今 総一郎)