政府は今年7月、CO2など温室効果ガスの排出量を2013年比で「2030年までに26%削減」する目標を打ち出しており、東京五輪を2020年に控える東京都は、国の目標値を更に上回る38%低減を目指しています。
都では目標達成に向けた取り組みとして「水素社会の実現」を挙げており、FCVの普及や水素ステーションの整備が不可欠としています。
気になる水素ステーションの整備状況は、HySUT(水素供給・利用技術研究組合)によると、2015年度(~2016年3月/末)までに全国100ヵ所の設置目標に対して、現在四大都市圏を中心に28ヵ所が開所済みで、年度末までに81ヵ所が開業予定になっているそうです。
そうした背景もあり、電通の2,000名を対象にした直近の意識調査アンケートでもFCVが来年の有望商品ランキングで首位にランクインしました。
このようにFCVは、水素燃料で発電しながらモーターで走行する「究極のエコカー」として注目が高まっており、既存量産モデルへの展開についても期待されています。
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