そして、2014年に登場した現行ムーヴ、2015年9月に登場した新型キャストなどに乗ってみると、ダイハツもまた頑張っている印象で、ホンダや三菱&日産連合と比べると、あくまで個人的な感想ですが、この軽2大メーカーが一歩先を走っている気がします(個別モデルではなく全般的に)。
キャストも例に漏れず、内・外装の上質な雰囲気はなかなか良好で、豊かな面質や塗装の質や発色、内装のフィニッシュレベルまでまとまっています。
外観の特徴である台形のフォルムは、スポーティでありながらどっしりした安定感があり、細部ではルーフ/ルーフサイド/スポイラーに採用されている「Dラッピング」と呼ぶ独自技術も注目。カーボン調/ブラック、クリスタル調/ホワイトが設定されています。
ボディカラーと同じ配色をするインテリアをメーカーオプションで設定するのは、いまや珍しくありませんが、こうした挿し色は見た目のよさに効果的なのはもちろん、ダッシュボードの表皮やドアトリムなどの質感もプラスチッキーになりがちな軽では健闘している印象。
軽自動車がファーストカーとして選ばれる時代ですから、こうしたクオリティの面も見逃せないはずで、3つのバリエーションを用意するダイハツ・キャストは、ファミリーからパーソナルユースまで応えてくれる一台に仕上がっています。
(文/写真 塚田勝弘)
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