これまでクルマを買おうとするときは、ネットで情報を集め、ディーラー(販売店)でカタログを見たり、ショールームで実車を眺たりして、試乗して確かめる……といった手順をとっていたかもしれませんが、これからはディーラーでの体験が新しくなるかもしれません。
ボルボ・カーズとマイクロソフト社が、世界初のアイウェア型ホログラフィックコンピュータ「HoloLens」(ホロレンズ)を活用した、将来のクルマの選び方や買い方を一変させる提案のムービーを公開しています。
この3Dホログラムによるシステムを利用すれば、仮にショールームに実車がなくても、まるで目の前にクルマがあって、なおかつ自由自在な視点から確認できるのです。
しかも、メカニズムが気になるユーザーであれば、その中身を透視するように見ることができるというのもユニークかつ、実車では不可能な未来的な提案です。先進安全技術なども3Dホログラムの映像によって、わかりやすくなっているというのもアピールポイントといえるでしょう。
また、この「HoloLenz」は購入プロセスを一変させるだけでなく、積極的に製造現場に投入することで、品質レベルをアップさせることも期待されているのです。
そうした近未来像を示す約2分半のムービーも公開されています。
(山本晋也)