トヨタ・ランドクルーザー・プラドのディーゼルエンジンの実燃費は?

プラドの取扱説明書には、尿素SCRシステムは、1000~1500kmで1Lのアドブルーを消費し、1万5000kmまでには補充する必要があると記載されています。

177ps/3400rpm、450Nm/1600-2400rpmを発揮するディーゼルターボは、スペックから想像できるとおり分厚いトルクが印象的ではありますが、2.1tを超える車両重量もあって驚くほどトルクフルとはいえません。

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それでも、重量級SUVとディーゼルの相性はやはり良好で、昔からディーゼルを知っている人ならニンマリしそうな出来映えです。

しかし、マツダやメルセデス、BMWなどクリーンディーゼルエンジンが増えているいま、クロカン四駆系とはいえ、高級SUVでもあるプラドのディーゼルの「音・振動」は洗練されているとは言いがたいところ。

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しかも、速度が50km/hくらいから上になれば独特の音はほかのロードノイズなどによって相殺されますが、停車中にアイドリングストップが作動しないのは、今時どうなの? と思ってしまいます。

さて、高速道路を主体に街中も含めて約298km(高速道路7割、一般道)を流れに乗って走行しましたが、気になる燃費は9.7km/L。

メーターの瞬間燃費計によると、高速道路での巡航時は12〜13km/L近くいきますが、街中になると7〜9km/Lになりますから妥当な結果といえそうです。

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メーターの平均燃費計は、10〜11km/Lの間でしたので、10km/L走れば良し、というところでしょう。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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