ジャガー「XJ」が2016年モデルに移行、「XJ Autobiography Long Wheelbase」と「XJ 3.0 Luxury」を新設定

外観では、フロントグリル、テールランプのデザインを一新。印象的な「ダブルJ」デザインのフルLEDヘッドランプを採用し、新たな表情を生み出しています。

最高級サルーンにふさわしいインテリアは、洗練されたダイヤモンドキルテッドステッチを施したレザーシート、耐久性を高めるツインニードルステッチを採用。

インパネで最も目を惹くのはメーターで、12.3インチTFTインストルメント・クラスターは、デジタルメーターなど以外にもドライバー専用のフルスクリーン・ナビゲーション・ディスプレイとしての活用も可能と、XFと同様、最新のコクピットに生まれ変わっています。

新開発の8インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」も採用され、直感的なタッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズすることが可能。さらに、後席にも独立格納式の 10.2インチ HDスクリーンが装備されています。

装備面では、XEやXFにも採用されている滑りやすい路面でもステアリング操作のみで低速の一定速度で走行できる「オール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)」、車間距離を維持しながら走行する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」などを標準装備。

ジャガーといえば、ボディカラーと内装色の組み合わせなど、自分好みの仕様に設定できる幅が非常に広いのが特徴ですが、新型JXも例に漏れずボディカラーはなんと全17色を設定(ポラリスホワイト、エボニー、アルティメットブラック、ダークサファイヤ、グレーシャーホワイト、ロジウムシルバー、アンモナイトグレイ、クオーツァイト、オーロラレッド、ブリティッシュレーシンググリーン、イタリアンレーシングレッド、オデッセイレッド、テンペストグレイ、セルスティアルブラック、ブラックベリー、ストームグレイ、インゴット)。

価格は、977万円から新設定された「XJ Autobiography Long Wheelbase」の2016万円と幅が広く、新グレードとなる「XJ 3.0 Luxury(3.0L V6チャージャー/8AT)」は1100万円という設定です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる