「ディーゼルゲート」と呼ばれるディーゼルエンジンへの違法プログラム「ディフィートデバイス」搭載に揺れるフォルクスワーゲン・グループ。
その内部調査の結果、ディーゼルだけでなくガソリンエンジンも含む80万台にCO2排出に関する問題が発覚したと、自ら発表しています。
その、2015年11月4日に発表された、「排ガス問題解明作業の過程で、フォルクスワーゲンの内部調査で CO2 排出量の不正を確認」したなかに含まれるガソリンエンジンとは、アクティブシリンダーマネジメント(ACT 気筒休止付機構)付き 1.4リッター TSI エンジンであることが明らかとなりました。
ACT付きTSIエンジンは日本仕様にも搭載されていますが、今回の内部調査によって問題となったガソリンエンジンは、日本仕様のフォルクスワーゲン車には搭載されていないことも同時に発表されています。
ひとまず日本仕様のフォルクスワーゲン車は、今回の問題には該当しないことが確認されたというわけです。
※画像はイメージです。
(山本晋也)
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