鈴鹿サーキットのEVゴーカートに東芝のリチウムイオン二次電池「SCiB」が採用

この「サーキットチャレンジャー」のゴーカートが、来年の3月19日に従来のガソリン車から東芝のリチウムイオン二次電池「SCiB」を搭載したEVゴーカートに変更されることになります。

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「サーキットチャレンジャー」のEVゴーカートは、実際にレースが行われる鈴鹿サーキットの一部を利用した1周約2.2kmのコースを1日最大40周以上走行する予定で、搭載される蓄電池には高い耐久性と急速充放電性能が必要です。

東芝の「SCiB」は、ホンダの電気自動車「フィットEV」や電動バイク「EV-neo」への搭載実績があり、その実績が評価され、今回の「サーキットチャレンジャー」用EVゴーカートに採用されました。このEVゴーカートはコース周回数で15~16回に相当する33kmを1回の充電で走行することができます。

東芝では、「SCiB」の持つ、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、低温動作等の優れた特性を活かして、電気自動車や家庭用・産業用の蓄電池、大型の電力貯蔵システム向けなど様々な用途向けに「SCiB」の普及を図るねらいがあるようです。

(山内 博 画像出典:東芝)