VWのディーゼル違法ソフト問題「ディーゼルゲート」、ポルシェにも搭載と指摘

EPAがフォルクスワーゲン・グループに対して、試験を検知する違法ソフトを搭載していたとして、大気汚染防止法の違反を追加通知したのは、以下のモデルとなります。

2014 VWトゥアレグ
2015 ポルシェ カイエン
2016 アウディA6クワトロ、A7クアトロ、A8、A8L、Q5

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これまでフォルクスワーゲン・グループは、違法プログラムである「ディフィートデバイス」の搭載については、旧型の2.0リッター4気筒ディーゼルエンジンに限った話としてきました。

V6ディーゼルの違法プログラム使用についてフォルクスワーゲンは否定のリリースを出していますが、アメリカEPAによる指摘が事実となれば、特定のエンジンにかかわらずディフィートデバイスが使われていることを疑わせるものとなり、グループ全体での信頼を失うことになりそうです。

 

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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