【東京モーターショー15】ハンドルを持ったままスマホを操作できるコントローラー!

主要アプリは、こいつに対応してくれ!

なにかというと、デンソーが12月に発売するというスマートフォン用のコントローラーです。東京モーターショーの会場で発見しました。

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最近は、クルマのなかで音楽を聴いたり、カーナビ代わりにスマホを使うひとも多いと思います。でも、スマホを直接操作しようと思うと、意外とやりにくい。もちろん運転中に操作するのは危ないし、交通ルール違反。

しかし、この「KKP(くるくるピ)」は、ハンドルにつけて使うことができます。で、ハンドルから手を離さずにスマホが操作できるわけです。もちろん運転中にスマホ画面を注視したりしちゃいけませんが、簡単操作でナビアプリの画面を拡大・縮小したり、曲を選んだりできます。スマホをいじるよりずっと安全ですね。

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おもしろいのは、KKP(くるくるピ)はハンドル取り付け用ホルダーには磁石でくっついてるんです。だから、簡単に取り外すこともできるんですね。そうすると、たとえば自撮り用にスマホを離れたところに置いてシャッターとして使ったりもできる。

また、なんといっても天下のデンソー様が作る製品ですよ。知ってますか? 自動車電装部品では世界トップレベルの企業ですよ! そんなメーカーがつくるだけあって、このKKP(くるくるピ)のボタン配置、操作感、操作のしやすさは究極的!

たとえば、地図ソフトだったら、ダイヤルをくりくりすると拡大、縮小ができて、上下左右を押すと選択できて、中央を押すと決定、って感じなんですが、各種ボタンの形状や配置が本当に絶妙。これはすごい。非常に使いやすいです。

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このKKP(くるくるピ)、専用アプリをダウンロードして使うんですが、問題は各種アプリをこれで操作したい場合、そのアプリが、KKP(くるくるピ)に対応している必要があります。

そっちのほうはアプリ開発者がデンソーが無料配布しているADK(Application Development Kit)を組み込むだけで、簡単に対応できるそうなんですが、各アプリ開発者が対応してくれないことにはどうしようもない。

「ウチ、宣伝が下手な会社なもんで……」と、説明してくれたスタッフのひとはちょっと自虐的になっていましたが、たしかにデンソーってスゴい会社ですけど、一般消費者向けの製品はそんなに多くないので、一般ユーザーには知名度は高くないかも。

でも、各種アプリの開発者のかたは、ぜひこれに対応してほしい。

このKKP(くるくるピ)、12月発売予定で、価格は5000円(税別)の予定です。楽天のオオサワ-e-ショップなどで購入できるそうです。

(まめ蔵)

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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