スズキが8月に「S-エネチャージ」を搭載して発売したコンパクトカー「ソリオ」。
徹底した軽量化の取り組みにより100kgの軽量化を達成、クラストップの低燃費 27.8km/Lと力強い走りを両立したことで注目されています。
新開発のK12C型デュアルジェット エンジンと、加速時にモーターでエンジンをアシストする簡易型ハイブリッドシステムを搭載。
出力を向上させたISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた「マイルド・ハイブリッド」とも呼ばれる同システムでは、減速時のエネルギー回生やアイドリングストップ後のエンジン再始動をISGが行い、無駄な燃料消費を抑制します。
そうした中、読売新聞が24日、スズキが年内発売を目標にソリオにさらに本格的な「ストロング・ハイブリッド」を用意していると伝えています。
東京モーターショー15で正式発表を予定しているようで、トヨタの「プリウス」や「アクア」のようにモーター走行が可能で、燃費性能がさらに向上する見込み。
同社は中期経営計画において、小型車販売を年間8万台前後から、早期に10万台以上に引き上げる目標を掲げており、軽自動車の販売が増税の影響などで足踏みする中、小型車の販売に弾みをつけたい考え。
「マイルド・ハイブリッド」に比べ、構造がより複雑となることから価格は高くなるとみられますが、マイルド/ストロング2種類のHVを準備することで消費者の選択肢の幅を広げるのが狙いのようです。
同社の国内販売は約9割が軽自動車で小型車は約1割に留まっていることから、ソリオがどこまでHVで小型車の比率アップに寄与するかが注目されます。
■スズキ ソリオ
http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
■S-エネチャージ
http://www.suzuki.co.jp/s-enecharge/why/
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