今回ご紹介するのは、BMW i8が新たにオプション設定し、2016年1月から納車予定の「BMWレーザー・ライト」。
アウディが量産車として世界で初めてレーザーライトをR8を採用していますが、こちらは世界99台限定で、日本にはわずか6台のみという割り当てでした。
BMW i8の「BMWレーザー・ライト」は、70km/hを超えるとLEDハイビーム・ヘッドライトに加え、レーザー・ライトが自動的に点灯。LEDの約2倍に相当する最大600mまでの照射範囲を照らすことができるもの。
明るい場所では宝の持ち腐れになりそうですが、70km/h以上という条件がありますから都市部ではなく高速道路や郊外などでの使用が前提になります。
また、高効率なLEDライト技術に比べて「BMWレーザー・ライト」はさらに30%優れたエネルギー効率を誇り、大幅な消費電力の削減を実現。
自然光に近く人の目にやさしい白色光を放射するのも特徴で、レーザー・ダイオードが発する光をヘッドライト内で蛍光体を使って白色光に変換。さらに、このレーザー・ダイオードは、通常のLEDに比べ1/10ほどの大きさのため、重量削減に貢献するとしています。
なお「BMWレーザー・ライト」のオプション価格は、85万円! スズキ・アルトの廉価グレードが買えてしまうお値段で、現在のi8の車両価格1966万円からしても決して安くはありませんが、i8を購入する層なら検討する人も多そうです。
(塚田勝弘)
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