さて、4代目プリウスで気になる外観デザインは、プリウスの象徴でもあるトライアングルシルエットに、トヨタの新しいもの作りである「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」による低重心パッケージを融合させたものとしています。
TNGAは、質感向上とともに原価低減を担っていますが、低重心パッケージによる走行性能向上や視界改善も大きな役割となっています。
パッケージングでは、3代目よりも全高を20mm下げ、ルーフピークを170mm前に出すことでさらに空力性能を高め、クラス世界トップレベルのCd値0.24を実現。
さらに、ノーズ先端を70mm、フード後端を62mm低くした低重心パッケージにより、前方視界の向上にも貢献するとしています。
ヘッドランプにも最新のトレンドが盛り込まれています。最近の新型車で多い一眼でハイビームとロービームの機能を持たせたヘッドランプを「Bi-Beam LED」と命名。
空力の良さを感じさせるリヤビューは、リヤスポイラーからリヤコンビネーションランプ、リヤバンパーサイドのコーナーエッジへとつながるラインが特徴で、三角形状の輪郭を持たせシャープな印象を与えるLEDクリアランスランプが採用されています。
気になるボディカラーはスポーティかつ鮮やかで透明感のある「エモーショナルレッド」、車体表面の温度上昇を抑える機能を持つ「サーモテクトライムグリーン」、先進性とプレミアムな印象を付加したという「スティールブロンドメタリック」の新色3色をはじめ、全9色を用意。
なお、プロトタイプのボディサイズ(トヨタ測定値)は、全長4540 ×全幅1760 ×全高1470(電気式4輪駆動は1475mm)となっています。
(塚田勝弘)
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