車中泊女子が読み解く、キャンピングカーにあってよかったもの・そうでもないもの

設問【1】もっとも装着してよかった、便利だと思ったもの。

1.FFヒーター(24.2%)
2.冷蔵庫(15.7%)
3.トイレ(12.1%)
4.ルームエアコン(10.8%)
5.ソーラーシステム(10.3%)
6.バックアイカメラ(8.1%)
7.カーナビゲーション(4.0%)
8.電子レンジ(3.4%)
9.発電機(3.1%)
10.2段ベッド(2.0%)

設問【2】2番目に装着してよかった、便利だと思ったもの。

1.FFヒーター(23.9%)
2.冷蔵庫(12.0%)
3.ソーラーシステム(10.6%)
4.トイレ(9.0%)
5.バックアイカメラ(8.2%)
6.ルームエアコン(7.2%)
7.テレビやDVD&ブルーレイプレーヤー(5.3%)
8.電子レンジ(5.1%)
9.インバータ(4.8%)
10.カーナビゲーション(2.9%)

また、どちらの質問への回答に「冷蔵庫」が2位に挙げられています。

冬に活躍する「FFヒーター」と、夏に活躍する「冷蔵庫」がワンツーフィニッシュということは、キャンピングカーユーザーが年間を通して行動しているということを示唆しています。

夏は涼しいところ、冬は暖かいところへ旅行するパターンが多いのではないかと想像できるのですが、夏は扇風機などで凌げたとしても、冬はいくら暖かい地方でも気温が下がる夜を寝袋や湯たんぽで我慢する事は難しいでしょう。

キャンピングカーと言えど床下は吹きっさらしですから底冷えするのです。

またエアコンは大容量の電力が要るので、発電機とセットと考えなければならないのも上位にあがらなかった理由のひとつかも知れません。

設問【3】現在装着している装備類の中で、ほとんど使用していないもの、または現在の使用環境では今後もあまり使う予定のないもの。

1.シャワー設備(26.2%)
2.トイレ(18.5%)
3.電子レンジ(11.7%)
4.サイドオーニング(11.1%)
5.発電機(6.2%)
6.ルームエアコン(4.0%)
7.サイクルキャリア(3.7%)
8.2段ベッド(3.4%)
9.冷蔵庫(3.1%)
10.ポップアップルーフ(3.1%)

1位が「シャワー設備」というのは納得ですが、設問【1】【2】の「便利なもの」で上位に入っていた「トイレ(ポータブルトイレ/カセットトイレなど含)」が、ここでも2位というのは面白い結果です。

あれば便利だけど、あまり使わない。そう、トイレは「非常用」という位置づけなのです。

シニアユーザーにとっては、夜間などトイレに車外へ出るのが億劫だし、女性や小さいお子さんも暗い夜に車外へ出たくはないでしょう。雨の日も面倒です。また、渋滞に巻き込まれて、にっちもさっちも行かなくなった場合でもトイレがあれば気持ち的に安心ですね。

ただ、トイレを使えば当然、ニオイが気になりますし、溜まったブツを捨てなければなりません。

そういった手間を考えると、どちらが有利かを天秤にかけてしまうのでしょうね。

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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