第一に、フォルクスワーゲン・グループが使っていたとされるプログラムの切替機能(ディフィート・デバイス)について、同社は責任を負わないということです。
自動車部品供給業界の慣例として、ボッシュが納入するのは、自動車メーカーが定める仕様に従って製造した部品です。
そして、これらの部品を適合し、車両システム全体に組み込む責任は、個々の自動車メーカーが担っています。
あくまでも発注があった部品を納入したのであって、システム全体としての法令を守っているかどうかの判断と管理は、自動車メーカーが責任を負うのが慣習であるということです。