ブリヂストンが水素ステーション用の高耐圧ホースを開発!

ブリヂストンが水素ステーションなどでFCV(燃料電池車)に水素を充填する際に使用する高耐圧性の水素充填用ホースの販売を開始すると発表しました。

BS_01(出展 ブリヂストン)

トヨタ「MIRAI」などFCVの発売に伴い、水素供給ステーションの整備が進む中、補給用の高圧水素に耐えられる高耐圧性ホースが必要とされています。

現在、国内の水素ステーションにおける水素充填時の最高圧力は最大70MPa(メガパスカル)と定められています。

充填圧力を高めることで水素の充填量を増やすことが可能になり、航続距離延長や充填時間の短縮が期待できるため、この最高圧力を82MPaまで上げることが求められている状況。

BS_04(出展 ブリヂストン)

ブリヂストンではそうしたニーズに応えるため、82MPaの耐圧性能を有するホースの開発に取り組んで来たと言います。

<製品の特徴>

①ホース内部の補強層に耐水素脆化性を追求した
  高抗張力鋼線ワイヤーを 採用、さらに6層にする
  ことで高耐圧性を実現

②耐水素ガス透過性に優れる材料を内層に採用することで
 水素ガスの透過を抑制

③充填時のホースの操作性を考慮した柔軟性の確保

同社は今後も持ち前の技術力を活かして顧客の要望に応える商品を提案、モビリティー社会に貢献する意向を示しています。

 (Avanti Yasunori

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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