VWがディーゼル車の燃費優先で環境対応を軽視か?

24日にはドイツのドブリント運輸相が「VWが欧州でも不正を行っていたことを認めた」と発表、本問題は米国だけでなく、欧州にも拡大する様相を見せています。

VW(出展 VW)

本国ドイツではメルケル首相が事態の徹底究明を求めており、独当局は他メーカーのディーゼル車も調査する方針とか。

VW(出展 VW)

パリなど、欧州の都市部でディーゼル車による大気汚染が深刻化しており、ディーゼル車の乗り入れを規制するなど、状況が改善しないことに疑問を感じていましたが、こうした実情が影響している可能性も有りそうです。(NOxは光化学スモッグ発生源)

2015年の世界販売台数で首位の座をトヨタから奪取する計画だったVWは経営トップが「数」を追ったことにより、ブランドの信用まで損ねかねない状況に発展しており、今後の同社の事態収拾への対応が注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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