エコカーといえば「プリウス」を筆頭とした、エンジンにモーターを組み合わせた、いわゆる“ハイブリッド”を思い起こす方が多いと思います。
いまや様々なボディタイプにハイブリッドは用意され、「買うなら、ハイブリッド!!」というほどに普及が進んでいますが、実はそんなハイブリッドカーに“ある変化”が起きているのをご存知でしょうか?
それが、プラグインハイブリッド(PHV)の登場です!!
従来のハイブリッドカーが減速時などで発生したエネルギーをバッテリーへと蓄えて、発進時のような負荷が大きい場面でモーターアシストを行ない、燃料を節約していたのに対し、PHVは外部充電機能を備えたことで、例えば家庭用電源からダイレクトにバッテリーの充電が可能。
さらに、蓄えた電力によるモーター駆動のみでの走行もできるのが大きな特徴。走行状況やバッテリー残量にもよりますが、数十kmほどならガソリンを使わずに走れてしまえる実力の持ち主なのです。
国産車では「プリウスPHV」や「アウトランダーPHEV」が販売中ですが、ここ最近になって海外勢がPHVのラインナップの充実を図ってきています。
例えば、ポルシェはSUVの「カイエン」とサルーンの「パナメーラ」に「E-ハイブリッド」と称するPHVを設定。また最近では、フォルクスワーゲンが人気モデル「ゴルフ」に「ゴルフGTE」を追加したり、BMWが「X5 xDribe40e」を発売するなど、続々とPHVが日本への上陸を果たしています。
そんななか、BMWは販売の中核モデルの「3シリーズ」に新たにPHV「330e」を設定。さらに攻勢を強めてきたのです。