■新たなシルエットの決め手はロングノーズ・プロポーション
新型ロードスターが目指したデザインは、「シンプルで明快」な歴代のロードスターらしさと、「情緒的で表情豊か」な魂動デザインの両立。デザイン陣は、ボディをダウンサイジングする中で「ロードスターらしさを追求して、魂動デザインを深化させる」という難しい命題に挑みました。
フロントマスクには、精悍なハンサムフェイスを採用。見る角度によって、異なる表情を見せてくれます。ただ全長を短くするため、先代のプロポーションを継承するだけでは弱々しさが出てしまいます。そこで試行的に開発モデルのAピラーを前後にスライドさせたところ、70mm後退した位置に新たなプロポーションを発見しました。
またキャラクターラインを使うことなく、ダイナミックな曲面と艶やかなリフレクションを駆使して新しいロードスターを表現している点も見所です。
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(拓波幸としひろ)