1960年代の葉巻型とも呼ばれたF1マシンをモチーフにしたボディに、MotoGPマシン「RC213V」の公道仕様「RC213V-S」に搭載されている999cc V型4気筒エンジンをミッドシップに搭載したという、まさに二輪と四輪のヘリテージとテクノロジーが融合した一台です。トランスミッションは専用開発の6速DCTと発表されています。
操作系は四輪でありながら、むき出しのフローティングシートで風を受けることで二輪感覚も味わえるという提案です。
1997年にホンダが提案した「サイド・バイ・サイド」は、二輪用Vツインエンジンを運転席の横に配置したユニークな入門用フォーミュラで、一般ユーザーも乗ることができました。今回のコンセプトモデルでは、そうした展開がありえるのかどうか。期待高まる一台です。
(山本晋也)