二輪と四輪の融合、ホンダの新コンセプト・ビーグル【フランクフルトショー2015】

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1960年代の葉巻型とも呼ばれたF1マシンをモチーフにしたボディに、MotoGPマシン「RC213V」の公道仕様「RC213V-S」に搭載されている999cc V型4気筒エンジンをミッドシップに搭載したという、まさに二輪と四輪のヘリテージとテクノロジーが融合した一台です。トランスミッションは専用開発の6速DCTと発表されています。

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操作系は四輪でありながら、むき出しのフローティングシートで風を受けることで二輪感覚も味わえるという提案です。

1997年にホンダが提案した「サイド・バイ・サイド」は、二輪用Vツインエンジンを運転席の横に配置したユニークな入門用フォーミュラで、一般ユーザーも乗ることができました。今回のコンセプトモデルでは、そうした展開がありえるのかどうか。期待高まる一台です。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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