プラグインハイブリッドのキーデバイスとなるリチウムイオンバッテリー(総電力量 9.0kWh)などはi8で開発したモジュール設計のユニットを利用。エンジンは2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ(単体スペック:180kW、350Nm)に、トルクコンバーター部分に駆動モーター(83kW、250Nm)を組み込んだ8速オートマチック・トランスミッションによりパワートレインは構成されています。
システム最高出力は230kW(313ps)、最大トルクは450Nm(45.9kg-m)となっています。
また、電気モーターとガソリンターボエンジンの使い分けにについては、以下の3つのモードからドライバーが「eDrive」ボタンで選ぶことができます。
AUTO eDrive
モーターとエンジンを最適なバランスで使うデフォルトモード。約70km/hまではモーターだけで走ることができ、70km/h以上の速度、または250Nm以上のトルクが必要になると、自動的にガソリン・エンジンが始動するモードです。
MAX eDrive
できるだけゼロ・エミッション走行(モーターだけで走る)とするモードで、120km/hまで電気モーターの駆動力で走行します。また、EV走行の航続距離は31kmということです。
SAVE Battery
エンジンだけで走行するモード。バッテリー残量の低減を抑えるとともに、ブレーキ回生システムにより、バッテリーの充電量を最大50%まで増やすことが可能となっています。
いずれのモードを選択していても、シフトレバーを「S」に入れるとエンジンとモーターをフルパワーで利用することができます。