2km/Lもの差をダイハツ・ムーヴに付けたワゴンRの燃費向上が凄い!

そのメニューは「S-エネチャージ」のモーターアシスト時間を従来の6秒から最長で30秒まで拡大したのが大きな目玉。グレードではFZ、スティングレーが対象。

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モーターがアシストする速度域が従来の「15km/h~85km/h」から、NA車は「発進後~約85km/h」に拡大し、モーターアシストする頻度を向上。さらに、ターボ車は「発進後~約100km/h」まで拡大しています。

NAは街中での実燃費向上にも期待できそうで、ターボは力強い加速も得られているのではないでしょうか? そのターボも28.0km/Lと同クラスのターボでトップレベルを達成しています。

また、R06A型エンジンも改良され、FX(CVT車)、FZ、昇降シート車は、圧縮比の向上やEGRシステム採用に加えて、吸気、排気系を見直し、燃費性能を向上。

低中速域の動力性能も向上させているそうで、2WDは30.6km/Lを達成しているのでグレード選びで迷いそう。

価格は、ワゴンRが114万4800円〜149万3640円。ワゴンRスティングレーが146万5560円〜173万5560円。昇降シート車は142万円。

このクラスは、燃費だけで選ばれるワケではありませんが、カタログ燃費はわかりやすい数値だけに、ワゴンRの競争力強化に直結するのは間違いないでしょう。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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