というわけでジャーン! こうして測定した燃費はなんと19.8km/L(車載燃費計)でした。
もちろん、走りは省燃費を意識したエコランではありません。法律なんて一切気にしないアウトローペース……なんてことは決してありませんが、本州の高速道路では70km/hとかのいわゆるエコランペースではなく、速めの流れに乗って現実的な移動をしました。もちろん、レーダークルーズコントロールを使って走りましたよ。
道中の途中給油は1回。このクラスのクルマで、1回しか給油をしないでトマムから東京まで移動できるって凄くないですか? さらに、東京に着いたときには燃料はまだまだ半分以上残っていました。
それにしてもディーゼルエンジン車は高速移動が楽だわー。CX-3のように1500ccと小排気量でも、走行車線から追い越し車線に出るためにスピードを上げようとするときなんかにグイグイとストレスなく加速してくれるんですよね。よっぽどの状況じゃないとシフトダウンなんていならないから、エンジン回転の変化が少なくてストレスがかからないんです。小排気量のガソリン車だとこうはいかない。
これはドライバーも疲れにくいし、耳障りな騒音がなくて同乗者にも優しいですね。後席で移動したカメラマンによると「後ろはもう少し乗り心地がいいとさらにうれしいなー」と言ってましたけど、ここだけの話、FFよりも4WDのほうが後席の乗り心地はいいらしいですよ。
この移動で消費した燃料は約65L。燃費やガソリン価格の情報がたっぷり掲載された便利サイト「e-nenpi(http://e-nenpi.com/)」によると、記事作成時(2015年8月中旬)の軽油価格は1Lあたり112.2円。
つまり、北海道から東京までの約1270kmの移動にかかった軽油代は、全国平均で計算しても7300円程度ってこと。
というわけで、次はどこに行きましょうかね?
(写真:前田惠介 文:工藤貴宏)