そうした中、トヨタは2016年(1-12月)のグローバル生産台数(トヨタ単独)を今年の生産計画台数である901万台に対して+31万台増となる932万台に設定しました。
内訳は北米の好調を見込んで海外生産が同+24万台増となる604万台、国内生産が同+7万台増となる328万台となっています。
国内の生産増は今年の11月とみられる新型プリウス発売を睨んだものと予想され、2012年以来の増産に。
トヨタは今年4月に従来の新工場建設凍結を解除、中国広州市に年間生産能力10万台、メキシコに20万台の新工場をそれぞれ2017年、2019年を目処に建設すると発表。
また中国天津市にも約590億円を投じて年間生産能力10万台の新工場を建設、2018年の中盤より稼動させるとしています。
今年の第1四半期(4月‐6月)において同期間で過去最高の6,463億円(+10.0%)の純利益を記録したトヨタ。
既にVWの純利益(3,642億円)に大差をつけていますが、来年以降は販売台数でも巻き返すことになりそうです。
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