若手起業家が高齢化時代に役立つパーソナルEVを開発!

スマートで機能的なクルマ椅子があればもっと行動範囲を広げられるのでは?との思いで苦労の末、完成したのはクルマ椅子ユーザーの人も、そうでない人も 乗ってみたいと思える、全く新しいカテゴリーの パーソナルモビリティでした。 

車名には自社名を使い「WHILL」と命名。

「WHILL」は荷物ホルダーに荷物をかけてシートに乗り込んだら、あとはスイッチを入れて行きたい方向にコントローラーを傾けるだけ。

ハンドルを上げたりシートを前方にスライドさせたりすることで、乗り降りやテーブルへのアクセスもスムーズに行うことができます。

24個の小さなタイヤで構成した全方位前輪により、後輪を中心にその場で回転可能。

後輪にはノンパンクタイヤを採用しており、制動用電磁ブレーキを装備。登坂力は10度、最高速度6km/h、一充電あたりの航続距離は20km。

パワフルな四輪駆動を活かして7.5cmの段差も乗り越えることができ、細い路地、砂利道、芝生、でこぼこ道なども走行可能。

BluetoothでiPhoneに接続することにより、速度や加減速度の細かい設定が可能で、リモートコントロール機能を使えば、降車後にちょっと隅に寄せておきたい、車のトランクに載せたい、といったシーンにスマートに対応できます。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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