トヨタ次期プリウスベースのコンセプトカーに「発電タイヤ」を搭載していた!

またグッドイヤーは今年3月に開催されたジュネーブモーターショー15でも、レクサスの小型コンセプトモデル「LF-SA」に新機能を持たせたタイヤを投入。

Lexus_LF-SA

「Triple Tube」と称するこのタイヤでは、トレッドに3本のチューブを備えており、走行中の速度などのシチュエーションにあわせて内側/中央/外側の空気圧を自動調整し、タイヤを変形させることが可能になっています。

Goodyear_Triple_Tube(出展 GOODYEAR)

これにより低燃費、スポーティ、ウエットトラクションという3つの走行ポジションによって走行安定性を高められるとしています。

例えば全てのチューブの空気圧を高めれば、転がり抵抗が低減されて燃費が向上。

また雨天時には左右チューブを減圧。中央部のみが接地することで極細タイヤのようになり、ハイドロプレーニング現象を起き難くすることが可能とか。

PR動画にトヨタやレクサスのロゴが入っていることからもグッドイヤーがトヨタと共同開発していることを物語っています。

これらの機能は現時点ではあくまで構想段階ではあるものの、グッドイヤー社が取組んでいるイノベーション戦略の重要な側面を表しているようです。

これまでは車両の燃費や電費を伸ばすべく「エコタイヤ」として転がり抵抗の低減ばかりに捉われて来たものの、いっそタイヤ自体で発電出来ないか?という新しい発想が生まれたと言います。

実現すればEVやPHV、FCVなど、モーター走行車両に大きなメリットをもたらすに違いありません。

■GOODYEAR Webサイト
https://corporate.goodyear.com/en-US/media.html

 (Avanti Yasunori

【画像をご覧になりたい方はこちら】  https://clicccar.com/2015/07/23/319046/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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