トヨタ次期プリウスベースのコンセプトカーに「発電タイヤ」を搭載していた!

昨秋のパリモーターショーにトヨタ自動車が出展した、次期プリウスがベースとされるSUVコンセプトモデル「C-HR Concept」には意外な技術が組み込まれていました。 

TOYOTA_C-HR

ショー期間中には日産「ジューク」やホンダ「ヴェゼル」への対抗モデルとしての奇抜なエクステリアに目が奪われてしまいがちでしたが、その意外な技術は何と「タイヤ」に投入されていたのです。

「C-HR Concept」に装着されていたタイヤはグッドイヤー製の「BH‐03」で、その正体は何と「発電するタイヤ」。

Goodyear_BH-03(出展 GOODYEAR)

走行中に発生する路面との摩擦熱や、駐車時に吸収した太陽熱を電力に変換したり、走行中のタイヤ変形エネルギーを利用してカーカス層に張り巡らせた圧電素子で発電。

発電した電力は回生システムと同様に駆動用2次バッテリー充電に回され、走行時に活用できる仕組み。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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