イーロン・マスクCEOは発表会で「Powerwall」を太陽光発電など再生可能エネルギーの普及を後押しする商品と強調していました。
日常使いを前提とするなら7kWh仕様に太陽光発電の組み合わせ、また電力の完全自給を目指すなら必要電力に合せて同機を連結(9台まで可能)、10kWh仕様については非常用のバックアップ電源として活用することになるようです。
今回併せて開発した業務用100kWhタイプについても既に電力会社から受注済みとか。
当面は同社のEV「モデルS」用のバッテリーサプライヤーであるパナソニックの技術をベースに米カリフォルニア州フリーモント市の工場で製造、8月の米国向け市販を皮切りに日本など世界で順次販売していく計画のようです。
同社は米ネバダ州にパナソニックと共同で6,000億円を投じた巨大電池工場「ギガファクトリー」完成を来年に控えており、2020年までに本格稼動させる計画。
フル稼働時には生産の3分の2をEV用、残りの3分の1を据え置き型蓄電池の生産などに割り当てる計画とみられています。
テスラは今後新工場でバッテリーを大量生産することでバッテリーの価格を引き下げ、ゆくゆくは普及価格のEV拡販に繋げる戦略と予想されます。
高級イメージから一転、家庭用、事業用向けに低価格なバッテリーを開発したことで、テスラは今後バッテリーサプライヤとしての顔も併せ持つことになりそうです。
■テスラ Power Wall Webサイト
http://www.teslamotors.com/powerwall
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