バッテリーは1列目後方、2列目のフットスペースの床下に配置され、燃料タンクは2列目の座面下に配置されています。
最もスペースを食うハイブリッド用バッテリー、そして燃料タンクの配置や形状を工夫することで、室内空間への影響(狭くなる)を「ゼロ」にしているのが自慢ですが、開発時に克服すべき重要な点であったことは、スペースに限りがあるコンパクトミニバンですから容易に想像できます。
ハイブリッドの作動イメージは、停車時は当然ながらアイドリングストップ。なお、エンジン停止時でもエアコン(冷房)が作動するのもトヨタのハイブリッドの利点でしょう。
スタート時はモーターで発進し、アクセル開度によってはエンジンもかかり、通常走行時はモーターとエンジンを効率よく使い、加速時はエンジンだけでなくバッテリーからも電気が供給され、スムーズに加速。
下り坂やブレーキをかければバッテリーに回生するという、ハイブリッドお馴染みの作動で、トヨタ製らしく、EVドライブモードも用意されますから、早朝深夜の住宅街などで静かに走りたい時は重宝するでしょう。
そのほか、アクセルレスポンスとエアコンを制御(抑制)するエコドライブモードも備わります。
外観ではお馴染みのハイブリッド専用エンブレム、内装ではハイブリッド専用オプティトロンメーター(アンビエント照明付)が特徴で、ハイブリッド専用インジケーター(出力状況や回生具合が分かる)も用意。そのほか、ECB(電子制御ブレーキシステム)もハイブリッド専用になります。
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(塚田勝弘)