新型シエンタに新設定されるハイブリッドはミニバントップクラスの27.2km/L

バッテリーは1列目後方、2列目のフットスペースの床下に配置され、燃料タンクは2列目の座面下に配置されています。

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最もスペースを食うハイブリッド用バッテリー、そして燃料タンクの配置や形状を工夫することで、室内空間への影響(狭くなる)を「ゼロ」にしているのが自慢ですが、開発時に克服すべき重要な点であったことは、スペースに限りがあるコンパクトミニバンですから容易に想像できます。

ハイブリッドの作動イメージは、停車時は当然ながらアイドリングストップ。なお、エンジン停止時でもエアコン(冷房)が作動するのもトヨタのハイブリッドの利点でしょう。

スタート時はモーターで発進し、アクセル開度によってはエンジンもかかり、通常走行時はモーターとエンジンを効率よく使い、加速時はエンジンだけでなくバッテリーからも電気が供給され、スムーズに加速。

下り坂やブレーキをかければバッテリーに回生するという、ハイブリッドお馴染みの作動で、トヨタ製らしく、EVドライブモードも用意されますから、早朝深夜の住宅街などで静かに走りたい時は重宝するでしょう。

そのほか、アクセルレスポンスとエアコンを制御(抑制)するエコドライブモードも備わります。

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外観ではお馴染みのハイブリッド専用エンブレム、内装ではハイブリッド専用オプティトロンメーター(アンビエント照明付)が特徴で、ハイブリッド専用インジケーター(出力状況や回生具合が分かる)も用意。そのほか、ECB(電子制御ブレーキシステム)もハイブリッド専用になります。

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(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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