アイサイトの「バージョン3」の特徴のひとつが、カメラがカラー化されたことでした。アイサイトの前方監視は「ステレオカメラ式」と呼ばれ、フロントウインドウ上部にある2つのカメラがとらえた映像を分析し、三角測量の原理で距離を計測したり、対象物を認識しています。
従来はモノクロだったそのカメラがカラー化されたことで色の情報を処理に加えられるようになり、前を走っているクルマのブレーキランプ点灯までも認識。
たとえば「バージョン2」は前を走るクルマとの距離が開くと設定速度に向かって加速していましたが、ブレーキランプ点灯まで読む「バージョン3」では前のクルマがブレーキをかけていると車間が空いていても加速を行わないという動きになり、加減速のギクシャク感がさらになくなったというわけです。