【ゆとり世代のチョイ乗り報告】「ホンダ・S660」に試乗!! その走りに喜ぶ一方で……

 

その興奮冷めやらぬまま目の前に用意されたクルマは、眩しいほど鮮やかな「カーニバルイエローⅡ」が目を引く上級グレード「α」の6速MT(218万円)。ボディカラーで巧くカモフラージュされていますが、黄色のナンバープレートが示す通り「S660」は軽自動車なのです。

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そのスタイルは、見方によっては“ビートの後継”や“新型NSXの縮小版”に見えますが、ワタクシが思い浮かべたのは小学生の頃に流行った“ミニ四駆”。

3395×1475×1180mmのボディは軽自動車らしくコンパクトですが、地を這うような低さや躍動感あふれる横姿、隆起したリヤカウルなど、まさに幼少の頃に惹かれた“カッコいいクルマ”のオーラを纏っており、その存在感はスーパーカーのよう。

スーパーカーと同様に、外から見る限りでは室内は狭そうですが、足をグッと伸ばせるほどの余裕があり、着座位置が低いから頭上の圧迫感も少ないのもポイント。

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さらに、インテリアも秀逸。運転席側にオフセットしたインパネや先進感あふれるデザインのメーター、そしてカーボンパネルをあしらったホンダ最小径の本革巻きステアリングなど、スポーティなムードが全開。戦闘機を彷彿とさせるコックピットに収まり、操作系をチェックしている様子は、さながら出撃前のようです。

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最後に、脱着式ソフトトップをフロントボンネットに収めれば、出撃準備は完了。

「S660、出る!!」

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