写真で見る新型ロードスターNDと初代NAの違い【機能編】

エンジン

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排気量はダウンサイジングしているのが大きな進化。排気量を下げても同等以上のパワーユニットとして誰にも感じることはできるでしょう。実用上は燃費の進化のほうがありがたみは大きく感じられるかもしれません。

幌の開閉

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オープンカーに乗ったことのある人なら必ず遭遇する突然の雨や、気候の変化による暑さ寒さなどによって訪れる「早く閉めたい」シーン。

開けるのは出発時にさあ行くぞ!という気になってて前向きの気持ちなので手間がかかってもあまり気にならないのですが、「閉めなきゃならない時」ってのはだいたい後ろ向きなシーンなんです。

新型はリヤウインドウもそのままにレバーをリリースして、フロント側の一箇所を留めるだけ。車内からできるのは画期的です。初代は一旦クルマを降りなければ無理で、ビニールのリヤウインドウのファスナーを締める必要がありました。オープン頻度が上がるありがたい進化ですね。

パワーウインドウスイッチ

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初代NAのパワーウインドウはオプションで、スイッチはセンターコンソールにあり、ワンタッチ開閉機能がありませんでした。新型はドアに移され、もちろんワンタッチ付き。ちなみに、最近のNA事情では、パワーウインドウが壊れてしまうと手動式にするのが定番でもあります。そのほうがクラシカルで雰囲気も出ますね。

スペアタイヤ

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初代NAのトランクを占拠するスペアタイヤ。対する新型NAはパンク修理キットとなりトランクはスッキリ。最近、日本ではパンクは減りましたからね。

バッテリー搭載位置

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初代NAでは重量配分をあとから合わせようとしたのか、トランクに収まっています。しかし、スペアタイヤもバッテリーも右に寄せてるのはここも左ハンドルを意識した重量配分でしょうか。新型NDではエンジンルームの意外なほどフロント寄り、左ヘッドライト後ろくらいにあります。

いかがだったでしょうか。3回に分けたロードスターの進化を見る企画。初代の良さもとても感じるところですが、やはり実用シーンを考えたら最新型はとても良くできています。

走りの楽しさ、気持ち良さが同じとするならやはり新型がいいところ。けど、初代NAの良さは、それとは別次元にあるというのもよくわかります。

もしロードスターに乗ったことがない人がいたら、ぜひ試してみてください。NAでもNDでも、もちろんNB、NCにも共通する楽しさは十分にありますよ。

(写真:前田 惠介 文:clicccar編集長 小林 和久)

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この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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