ここでは、カメラ方式とミリ波レーダー方式のエマージェンシーブレーキについてご紹介します。
日産ではノートやセレナ、エクストレイルで採用されているカメラ方式は、フロントウインドウ上部に設置されたカメラが前方の車両や歩行者を検知し、距離を測定。
衝突の可能性が高いと判断すると(自車速度と先行車両や歩行者までの距離と速度から検知)、ディスプレイの表示と警告音で注意喚起を行い、危険回避操作を促します。
回避操作が遅れたり、操作が行われなかったりした場合には、緊急ブレーキが作動して速度を落とします。衝突を回避できるか、ぶつかっても被害を軽減できるかは、速度などによりますが、作動条件は約10〜80km/hになっています。
なお、JNCAPの予防安全性能アセスメントの評価によると、フロントカメラ方式のエクストレイル(20X エマージェンシーブレーキパッケージ)は40.0ポイント中32.5ポイントで、「ASV+」を獲得。
ノート(X エマージェンシーブレーキパッケージ)は40.0ポイント中28.7ポイントで、「ASV+」を獲得。