タイヤに溝がある本当のワケを知ってますか?

まずは新品のレグノ。

うん、クルマは何事もなかったように、ハンドルを切っただけカーブしていきます。

次に、磨り減ったタイヤ。

乾いた路面では同じようにハンドルを切っただけカーブしていきますが、水たまりに差し掛かると、スーッとカーブの外方向へとクルマは膨らんでいきます。水を通り過ごし、乾いた路面に入るとまた元のカーブを描いてくれます。グリップしてないのでクルマが傾いていないのもわかります。

これ、テストコースでやってるからいいですが、一般道では慌てますよ。1車線以上分、はみ出してます。撮影しててもちょっとビビってしまうほど、磨り減った方はこっちに近づいてきました。

 さらにわかりやすく、動画でご覧ください。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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