今回発表されたシステムは、ローランドが創業以来培ってきたシンセサイザー技術を応用、加減速や坂道でのモーター負荷などに同期して、滑らかでダイナミックに変化する走行音が楽しめるそうです。
さらに、デジタルシンセサイザー音源「スーパー・ナチュラル」を使用し、上品で高級感の有るサウンドが数種用意されており、シチュエーションに合せて好みのサウンドを選択可能。
こうした機能は、加速時のエンジン吸気経路の脈動を利用して特定の周波数領域のみを誇張、キャビン内に伝えるシステムとして、トヨタ86/BRZの「サウンドクリエーター」やマツダロードスターの「ISE(インダクション・サウンド・エンハンサー)」などの事例が存在します。
またスポーツカーらしい迫力を出すべく、エンジン音に電子処理を加えているBMW M5の「ASD(Active Sound Design)」システムなども比較的近い存在ですが、今回の開発品は根本となる発音源(エンジン)を持たないEV専用に開発されたもの。
EVは車内の静粛性が高い反面、高速時の風切り音やロードノイズが目立つ傾向にあるため、こうした音作りは快適性の向上やEVならではの先進的なイメージ演出に欠かせないものになりそうです。
■ローランド Webサイト
http://www.roland.co.jp/news/0654/
■トミーカイラZZ Webサイト
http://tommykairazz.com/
■GLM Webサイト
http://glm.jp/
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