日本車では「時々」登場する4シーターオープンですが、欧州では数多くのモデルがリリースされていますから、自動車文化の深さや濃度などの違いを感じさせます。
BMWのコンパクトオープンである2シリーズ・カブリオレは、世界で13万台以上を販売したという1シリーズ カブリオレの後継モデルとして導入されたモデル。
屋根の開閉はワンタッチの電動開閉式で、約20秒で完了し、信号待ちだけでなく、50km/h以下であれば作動させることができます。
開放感の高さはもちろん、ウインドウリフレクターの装備や両サイドのウインドウを閉じれば風の巻き込みも十分に抑えられていますから、高速道路でも屋根を開け放って走っても車内は意外に平和。
実用性では、電動ソフトトップを閉めた状態で335ℓという荷室容量はもちろん、トランクスルーも可能で長尺物の積載も可能。また、長距離でなければ大人でも座れる後席など、日常使いの高さも大きな魅力です。
サイズは全長4440☓全幅1775☓全高1415mmとコンパクトで、取り回しや駐車しやすく、それでいてエレガントなサイドビューなど、オープンスポーツモデルに求められるさり気ない存在感も十分に感じられます。
エンジンは2.0Lの直列4気筒ツインスクロールターボで、8速スポーツATとの組み合わせ。価格は525万〜566万円という設定で、「Sport」、「Luxury」、「M Sport」の3グレードが用意されています。
(文/塚田勝弘)