『FF 1モーターハイブリッドトランスミッション』と紹介された、このユニットはシンプルな構造でEVモードも可能という1モーターハイブリッドのコアとなるトランスミッションです。
5速MTをベースに自動変速化したAMTに、30kW相当のモーターをインストール、インバーターなども一体化しています。
モーターの接続先はエンジン、トランスミッションを切り替えることができるといいます。つまり、停車中にエンジンによってモーターを発電機として動かし、バッテリーを充電することも可能というわけです。
さらに、エンジンとトランスミッションの接続(クラッチ)を切れば、モーターだけで走行可能となっているといいますから、1モーターハイブリッドといってもフルハイブリッドといえる内容なのです。
アイシングループといえば、グローバルにAT、MTを供給している大手サプライヤーのひとつ。この1モーターハイブリッドユニットは、それだけで完成車メーカーに供給できる提案といえそうです。
(写真・文 山本晋也)