素材置換による軽量化が大技だとすれば、「グラム作戦」の本領発揮といえる細部へのこだわりを象徴するポイントは、溶接部分にあります。
発表会において、ボディパネルの溶接箇所において不要な鉄板を波型にカットしている様子が紹介されましたが、これこそギリギリまで重量軽減を狙った工夫で、まさに「グラム作戦」で知恵を絞ったことがうかがえます。
また、各部に開けられた「重量軽減穴」も見逃せません。リヤサスクロスメンバーに開けられた穴も、そうした工夫のひとつです。
大きなパーツから、見えない部分まで、徹底した「グラム作戦」=軽量化を実施することで、新型ロードスターは最軽量グレードで990kgという車重を実現したというわけです。
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(人物撮影:小林和久 文:山本晋也)