さて、イベントの進行ですが、通常は土曜日に予選を行います。
今回マスタークラスの予選は15:50-16:45が予定されています。その順位で日曜日のROUND OF 14の対戦相手が決まります。
予選タイムの1位 vs 14位、2位 vs 13位…という組み合わせとなります。対戦は7位 vs 8位、6位 vs 9位…の順に行われ、最後が1位 vs 14位です。この対戦に勝った7選手は無条件に準決勝ROUND OF 8に進みます。残り一人はROUND OF 14の敗者の中で最速だった一人が勝ち残りROUND OF 8に進みます。
さらにこの対戦に勝った4名が決勝Final 4へと進みます。Final 4では対決方式ではなく、タイム差で3位,2位,優勝を決定します。
千葉のコースは比較的直線的に作られ、長い時間Gが掛かり続ける横旋回を行う場所が無い、加速性能がモノをいうコースレイアウトだとの評判です。
コースはスタートゲートを抜けると、左・右・左と細かなスラローム後、左側のゲートを通過、中央に戻ってゲートを2つ通過後にバーティカルロール(宙返り)。
上空で1/2ひねって、機体を立て直し、1つ手前のゲートを再び既定の高さで抜けます。その後、右(進行方向としては左)のパイロンの外をまわって、右・左・右と細かなスラローム。
スタートゲートを逆向きに通過後、最初に通過していないゲートを抜けて再びバーティカルロール。1/2ひねって、再度スタート(ゴール)ゲートを通過して1周終了です。
最高速は宙返りの前に出そうですが、宙返り前までに速度を殺して、絶妙の速度でレギュレーションの制限ギリギリの高Gで宙返りに入れるか…が勝負をカギを握りそうです。
木曜にはパイロットたちは千葉神社で大会の成功と安全を祈願してお祓いを受けた様です。
パイロットは皆「一番の成功を俺に…」と思ったのでしょうね。
photo:Andreas Langreiter /Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool
text:川崎BASE