「MINI Augmented Vision」は、MINI車両の高度なネットワーク化の未来像を提供するメガネ型端末。
この端末にはさまざまな関連コンテンツを投影、表示させることが可能で、クアルコム(Qualcomm)社の複数の関連企業との協力のもと、ネットワーク化システムとMINIデザインによる拡張現実メガネが生まれたそうです。
最大の特徴は、「シースルー技術」を採用している点で、ほかの道路利用者を隠すことなく、関連情報をドライバーの直接視界に表示することが可能で、走行中の安全性と快適性が向上するとしています。
具体的には、ナビの目的地入力と車両への転送が可能で、車外で設定した目的地も転送できます。また、「ファースト・マイル/ラスト・マイル」により、現在地から車両まで、または車両から目的地までのナビにも対応。
ヘッドアップディスプレイ機能では、車速や制限速度などをこのアイウェアに投影し、ドライバーの主要視界に表示。表示は常にステアリング・ホイール上方の同じ位置に表示されるため、ほかの道路利用者を覆い隠すことはないそうです。
驚きは「X線ビュー/透明車両パーツ」で、例えばAピラーやドアなどのバーチャル・ビューにより、死角となっている領域を透過して見ることが可能になっています。
ほかにもSMSの読み上げや、ミラー内に取り付けられたカメラの映像をアイウェアに投影し、駐車を容易にする機能なども搭載されています。
トヨタも「シースルービュー」と呼ぶ死角をサポートするカメラ機能を採用していますが、ドライバー支援機能は新たなステージに突入しつつあります。
■トヨタの「シースルービュー」で車両の周囲が透かしたように丸見え!【動画】
https://clicccar.com/2014/11/26/279395/2/
(塚田勝弘)