高級ミニバンのアルファードとヴェルファイアは、初代ではミニバンの「キング」、2代目では「エンペラー」というように、ミニバンの頂点を目指して開発が行われてきました。「3代目はいよいよゴッド?」と、開発責任者自身が冗談半分でコメントしているほどですから、これまで相当力が入っていたことが伺えます。
新型ではミニバンの頂点ではなく「新しい高級サルーンのカタチ」を模索。高級サルーンにミニバンの大空間を加えるという新発想から「大空間高級サルーン」というコンセプトを生み出しました。そして目標をセンチュリーやベンツ等のプレミアムサルーンに見定め、従来の高級ミニバンの枠から飛び出すべく開発が進められたのです。