ホンダに限らず新車の開発責任者といえば、若くても40代、50代の方が多いのは、リーダーとして豊富な経験が必要であり、社内調整に奔走する必要がある「まとめ役」として難しい判断の連続なのは間違いありません。少なくても数百億はかかる予算や膨大な数の人員も必要ですから当然でしょう。
単なるこんなクルマを作りたい! という想いだけでなく、費用だけでなく人的なコストなど経営者的な視点が不可欠で、若干26歳でホンダS660の開発責任者(LPL)を務める椋本 陵(むくもと りょう)氏は多くの報道陣に囲まれていました。