・デミオ
クルマに詳しくない方でも、いまマツダがアツイことは有名な話。そんな破竹の勢いのマツダが“コンパクトカーの既成概念を打ち壊す”モデルとして開発したのが「デミオ」です。
小柄であるものの存在感あふれるルックスもさることながら、最も驚かされるのがインテリアデザイン。
コクピットを彷彿とさせる運転席はスポーティ感と機能性も両立。とくに、オーディオやカーナビの操作系を集約した“コマンダーコントロール”は、高級車と肩を並べるほどの先進的な装備です。
パワートレーンはディーゼルとガソリンの2種類。低燃費と大トルクによる怒涛の加速が魅力のディーゼルも捨てがたいですが、価格面ではガソリンがお買い得。燃費も最良値で24.6km/Lとディーゼル(26.4km/L)と比べても僅差。装備そのままに、お値段がリーズナブルな「13S(145万8000円)」が狙い目でしょう。
・フィット
2001年の初代モデルの登場以来、国産コンパクトカーとして高い人気を誇っているのが「ホンダ・フィット」です。
現行モデルのボディサイズは3955mm×1695mm×1525mm(全長×全幅×全高)とフツ―。ですが、その中身が段違い。薄型の燃料タンクを前席下に配置する“センタータンクレイアウト”を採用したことで、後席は大人が乗っても膝前と頭上には余裕が残り、トランクは大きく低い開口部と5人乗車時でも不満なく使えるスペースが確保されています。
また、後席背もたれを倒すことでフラットな荷室となるほか、後席座面を跳ね上げれば128cmまでの荷物を立てて積めるなど、荷物に応じた多彩なシートアレンジもポイント。実用性は間違いなくクラストップに違いありません。
・スイフト
クルマ通勤の場合、やはりガソリン代は安く済ませたいもの。でも、ハイブリッドカーは価格が高め……。そんな方に是非オススメなのが「スズキ・スイフト」です。
減速時のエネルギーをバッテリーに蓄えて電装品の電力を賄う“エネチャージ”や、アイドリングストップ中でも冷風を送るのに役立つ蓄冷材“エコクール”など、軽自動車の開発で培った低燃費技術が盛り沢山。
さらに、2013年には新エンジン“デュアルジェットエンジン”搭載モデルをラインナップ。燃料噴射装置を1気筒あたりに2本備え、より均一に空気と燃料を混ぜることで燃焼効率を向上させています。その結果、燃費は最良値で26.4km/Lを達成。ライバルたちよりも一歩抜きんでた低燃費を誇ります。
(今 総一郎)