ホンダが燃料電池車で目指す「移動の喜び」と「持続可能な社会」

2015年度内に、次世代燃料電池車(FCV)を発売予定のホンダ。水素で動く燃料電池車は、新しいモビリティの持続可能性だけでなく、水素による社会全体の持続可能性も高めることも考えられています。

その水素関連技術としてキーになる高圧水電解システム型オンサイト水素ステーション「スマート水素ステーション」、燃料電池車や電気自動車から給電するV2H対応DC普通充電器「Honda Power Manager」、ポータブルタイプの外部給電器「Honda Power Exporter CONCEPT」が、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」の企業・産業部門で優秀賞を受賞したことが発表されました。

Honda FCV_41

第一回となるこの賞は、人命保護やエネルギー供給の安定、被害の最小化など社会的な面でのレジリエンス(強靭化)を評価するものですが、ホンダが燃料電池車を軸に考える水素社会の目標や可能性は、強靭な社会だけではありません。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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